みおにっき

エンドレス学生の戯言

PBLでエモくなった話

 

※この記事は苫小牧高専アドベントカレンダー2018 9日目の記事です.

 

Pokémon Busy Life

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めちゃくちゃかわいいサイコーすぎる

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旅パレベル上げのためにクサイハナコンボした

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ハクリューが欲しくてドククラゲコンボしてた



はじめに

はじめまして.昨年度情報工学科を卒業したOG,みおです.OGになっちゃいました.

昨年厳しい(?)編入試験を乗り越え,無事編入学をし,現在疲れています.

疲れたので最近カントー地方を旅しています.ポケモンを捕まえるために左腕を振るので腕が疲れます.年ですね〜.

21歳が両手にJoy-Con持ってテレビに向かってブンブン振っている姿はとても滑稽.

フリーザー捕まえてヨッッシャーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!って言ってるので今実質小学生です.ポケモンって幼少期の気持ちになれるので楽しいですよね!みんなもスマブラやらないでカントー冒険しよう!

さてさて今回は編入してからの大学生活の9割を占めていたであろうPBL(Pokémon Busy Life ではない)について書いていこうと思います.

先輩であるポメさんが去年今年編入生活について書いてくれているので今回は話しません.別の機会に書きます.

 

めちゃくちゃ長くなったので,だるい人は「PBLに参加してみて」と「エモくなった思い出」が本題なのでそこだけどうぞ〜

 

 

 

 

 

PBLとは

PBLとは,Project Based Learning の頭文字をとったもので,日本語でいうと課題解決型学習です.

課題解決型学習(PBL)|大学ポートレート(私学版) によると,

学習者が問題を発見し、その問題を解決するために様々な努力をする過程で、経験や知識を得ていくという学習方法

らしいです.だいたいそんな感じ.共同研究者が大量にいる卒研みたいな感じです.

私が編入学した大学は,このPBLが推しです.めちゃめちゃ推してます.

新カリになったからわからないけど,少なくとも自分がいたときの高専カリキュラムではできなかった体験をしています.

 

 

 

 

 

編入学した先のPBL

まず自分の大学のPBLについてざっくりと.

自分の大学は,プロジェクト学習という名の3年次全コース必修科目としてPBLをやります.

4月に教員が「こんなプロジェクトやるからこいよ!!!」とプレゼンをします.

プレゼン後からある一定期間内で,行きたいプロジェクトの担当教員と面談をしまくり,自己アピールをしまくります.

そして5月に配属されます.PBLは5月からスタートし,12月で最終発表会をして,1月に最終報告書を提出したら終わりです.活動期間は7ヶ月!う〜ん短い!!

1つ謎なのがあって,この大学,PBLに使えそうな知識をなぜか3年後期の授業でやる.

それ,2年生のときにやっていればもっとPBLスムーズに進むし,授業でやったことを実践できるいい機会ですよね?!?!(先生の都合もあることはわかるけど…)

これらの授業を受けていると,自分たちが頑張ってきた前期の活動を後悔することが多くなってくるので結構つらい気持ちになります.

自分が配属されたプロジェクト

参加してみて〜を書くために自分の配属先の説明を少しだけ.

ざっくりいうとアプリ開発をします.また,そのアプリでどう金を稼ぐのか?というビジネスモデルも考えます.

配属プロジェクト最大の特徴として,他の地域にある大学と合同のプロジェクトとなっているため,プロジェクトとしては規模が大きいことがあげられます.なのでメンバーは40人弱います.

現在プロジェクト内でアプリを3つ開発していて,プロジェクト内に3つグループがある状況なのですが,私はそのうち1つのグループのリーダーをやっています.

プロジェクト全体のリーダーではなく,プロジェクト内にあるグループのリーダーです.プロジェクトリーダーの苦悩については邪悪な友人が書いています

しかし,最初は自分の大学メンバーと他大学メンバーとのモチベの差が激しすぎる.

モチベの差なのか何なのかよくわからないけど,まじで何も反応してくれない.

一番困ったのが,slackのメッセージレスポンスが遅いこと.自分はレスポンスが遅い人ほど嫌いなので,キレた.(たぶんよくわからねー女キレててうざいと思われていた)

同じ大学のメンバーに「ヤンキー」と言われました.

PBL参加してみて

ここから本題.PBL参加した感想みたいなのを書いていきたいと思います. 

 

自分の能力の無さを実感して頑張ろうって思える

能力ある人は「自分天才じゃん!!!!」って思えると思います.

私はクソ人間なので自分の能力がないことを実感しました.何の能力がなかったのか少しだけ話します.

• 圧倒的マネジメント力不足

グループ全体をマネジメントするのは難しい.

グループメンバーの中で自分と同じ大学のメンバーは自分を除いて2人,残りの約10人は他大学のメンバーでした.なのでグループの半分以上顔を合わせないし,どんな時間割なのか,どんな課題が出てしまうのかとか把握が難しいからタスクをどれだけ振っていいのかよくわからない.さらに上からくるタスクがどれだけ重いのか,今検討しないといけないものがどれだけやばいのかを加味しながら考えなければいけない.あと今後のことも考えてスケジューリングもしないといけないからきつい.

 

• 圧倒的ファシリテーションスキル不足

ファシリテーションスキルは会議とかを進行させる力みたいなやつです.

驚くほどに会議を進行させるのが下手.すごい下手.何も進行できない.

さらにSkype会議だとさらに難易度アップ.どうやって意見言ってもらうのが一番ストレスかからないのかたくさん考えたけど,それを考えてる時間がストレスだった.

最終的に「意見いいにくい環境なのも悪いけど,意見を言わないのも悪いのでは?(自分もそうだし!)」と開き直った(クソ)

でもファシリテーションスキルがある先輩たちと会議をするとすごい会議がスムーズなんですよね.本当にかっこいいし尊敬する.そんな先輩たちをみて一回死ぬほど落ち込んでリーダーやめたいなぁって思ったけど,今は立ち直ってます.

 

動くものができる(アプリ開発プロジェクト特有)

いや自分は開発していないんですけど.

でもみんなが頑張って作ったものが動いてるの見るの楽しいんですよね.

特にiOSチームがUIめちゃめちゃ頑張ってて,すごいわくわくしました.

でももっと良いもの作りたかったし,もっと機能的に凝ったもの作りたかったけど時間がない.それだけが悔やまれる…

これ考え始めると「自分のマネジメント力が〜」とか考え始めてさよならなのでやめましょう.

 

 

課題解決

やはりPBLなので,自分たちで問題を見つけ,自分たちで解決するわけです.

私たちのチームはふわふわした問題だったので,もっと深く掘り下げればよかったな〜って思いました.

3年後期に要求分析フローを学ぶ講義をとってるんですが,それを実行できたらよかったのになぁって思ってます.そしたらもっとがっちり問題とか固められたのに.

あと市場調査を早めにやっていればなぁとか…

これも言い出したら自分のマネジメント力不足なのでやめましょう…

次回こういうことをやるときは経験を活かせると思います.

 

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基本的に自分も,そしてメンバーも.何もかもが初めてだったので全てがギリギリなんですよね

でも,プロジェクトが始まった5月より自分もメンバーもみんな成長できたと思うくらいにいろいろ学べたし,いい経験になりました.たった7ヶ月でもこんなに成長できるんだっていう感じです.

 

やっぱり実践できるってすごい経験なんですよね.今回に関してはあくまでもPBL. ProjectをBaseにしたLearningなんですよ!!(?)

社会にでると失敗できないプロジェクト.今回は勉強しながらプロジェクトを回して試行錯誤するんです,失敗も許される(したくないけどね!)

学生のうちにこのような経験できるのはかなり強いと思います.

綺麗事を書きましたが,人間関係はやばいですね.邪悪な友人も書いてましたが.

まじでメンバーと関わるのがきつい時期もあった.編入前に戻りたいとか思ったり.

あと違う大学同士なので,メンバー間コミュニケーションがほぼないんですよね.

メンバー間の仲介役を一時期していたんですが,病むかと思った.

メンバーが困っているなら助けてあげたいと思ったけど,やりすぎて疲れた.

あと,一部メンバーと性格が合わなかったりしたので大変でした.つらすぎた.

エモくなった思い出

ここまで自分がPBLに参加して思ったことを書いてきましたが,思い出話を一つ.今回のタイトルにあるエモくなった話です.

 

自分のプロジェクト特有なのですが,合宿があります.

合宿ではプロジェクト参加大学すべてが1つの場所に集まり,1泊2日で気合でいろいろする会です.

合宿は企業の方やOB/OGの方がアドバイザーとして来てくださるので,いろいろ指摘されたします.言われているときはしんどいですが,正しいことを言われているので受け止めます.

そんな合宿では,自分たちのグループは最終的に何を目指すのか?ゴールを決めようということになりました.

ゴールを決める過程で,メンバーが思ってる今のグループの問題点とかあげてもらったんですが,みんないろいろ思ったことがありました.

こんなに問題だと思ってるんだと知って,まず自分がリーダーでいいのかよくわからなくなった.

次に,前述したように会議の進行が下手なので,進行できなかった.メンバーのほうが進行うまいし,なによりアドバイザーとなってくれた先輩たちがすごかった.やっぱり自分がリーダーでいいのかよくわからなくなった.(2回目)

結論をいうと,自分がリーダーでいいのかよくわからなくなった.(3回目)

 

わからなくなったけど,まだリーダー続けてます.いろいろ思うことがあったので…

1. アドバイザーの先輩が合宿中めっちゃ心配してくれた

グループメンバーで問題点あげていく過程で,些細な問題ありすぎてあまりあげれなかったんだけど,最後に先輩(OB)の方から「もっと問題点あるよね.聞いてあげられなくてごめんね」って書かれた付箋貼られてるの発見して泣いた.こんなことを先輩に思わせてしまったのだ.メンバーがこんなに問題抱えてるのに,絶望してるだけじゃダメだ,自分が動かないとダメだって思いました.あと,すごい支えてくれて,こんな感じでメンバー支えたいなって思った.リーダーになった以上,責任とって引っ張っていかなきゃね!

 

2. プロジェクトのメンバーから励まされた

「やりたいようにやればいい」とか「リーダーに正解なんてない」とか「自分の思うリーダーやればいい」とかとかとか.

メンバーから言われるのエモすぎるんだけど,これがなかったら放棄してた気がする.

これを言われたから,今は自分の思うリーダーをのびのびやっています.ありがとう.

 

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意識高いプロジェクト入っていろいろ大変でしたが,みんなに支えられてここまでこれた.みんなに感謝してるありがとう.

実は邪悪な友人に「成長できる機会だろ!!!!!」ってキレたのは私なんですけど,合宿周辺はしんどすぎて成長するの放棄してました.ブーメラン投げたわ.

合宿では,ここまで反転文字で書いてきたことやそれ以外もたくさん解決しましたが,もちろん解決できなかったことも…

いろいろあるけれど,それらは考えれば考えるほどストレスになり,自分が死ぬと思ったので諦めた.

そのほうが精神的にいいと思った.自分が破滅してリーダーできなくなるくらいなら考えるの放棄しようと思った.でもそれは甘えなので,もっと心に余裕がある人間になりたいね.

最後に

PBLはグループでやるので,つらいこともたくさんあるけれど,学びが多いカリキュラムだと思います.

編入してきて,このカリキュラムに参加できてとてもいい経験をできました.

高専時代のクソ人間から少しでも良い人間になれたかなと思っています(たぶん)

私が力不足なだけでこれを読んでる人たちはそんなことにはならないと思うので,もしPBLする機会あればぜひ楽しんでください!! 

 

同じ大学のプロジェクトのメンバーは「え?こいつ誰?」みたいな感じだったはずなのに,仲良くしてくれて,優しくしてくれて,嬉しかったです.

飲み会誘ってくれたときは嬉しかったよ本当に.

 

実は12/7が学内最終発表会で,プロジェクト学習から少し解放されました.

まだ活動は終わりませんが,いろいろなものから解放されたので少し休憩したいと思います.

また再来週からがんばるぞ~!

 

明日はとっしーさん!とっしーさんです!!!!!!!!!!!

エモみ生み出してくれるらしいので2日連続でエモくなりましょう!